「最後くらい気合い入れてやりなさいよ」と言われたカシタニさん。
だけどね、気合いの入れ方を忘れたの。
引っ越し前にほんの少しだけ痩せたので(日本に帰ったらすぐプラス)、代わりに以前のドレスを気合いを入れて着ることに。
だってね、これを着ないと変な花柄(なぜこれを買ったのか未だに謎)になっちゃうの。
四年間制服のように活躍してくれたこのドレス。
「またそれ??」と思われているだろうけど、わたしにとっての一張羅でありました。
半強制的なご縁で教えてもらえることになったピアノの先生。
見捨てずに最後まで相手をしてくださって、本当にありがとうございました。
学生の頃は怒られることに耐性ができていたので練習せずにレッスンに行っても平気だったけど、大人になったわたしは怒られることに何より恐怖を感じるようになっており、怒られない程度の練習をしてからレッスンに行くように。
おかげで少し上手になりました。(自分で言うなって!?)
大きなトラウマがあるために、どこか本気でやるのに恐怖を感じ、いつもヘラヘラとやっていたカシタニさん。
「そのヘラヘラした態度が全部出てるんだよ!!」と言われてもヘラヘラすることしかできずに本当にすみません。
けっこう本気で悩んだ時期もあったのよ。
「続けなさいよ」と言われてもらった楽譜。
「なんですか?これ」とか言ってしまってごめんなさい。
何やら貴重な版なんだとか?
思わず「あ、これ香港で安く買えるんですか??わたしもお土産に買っていこうかな〜。」と聞いてしまったら、「輸入したんだよ」と言われてしまった何ちゃら版。(もう一度教えて)
「大切に飾らせていただきますね。」
と言ったら、もう何にも言ってくれませんでした。
そんなに版違いの楽譜を持ってて、一体何の意味があるのだろ。(と絶対言ってはなりません)
最後までがっかりさせてしまったけれど、本当にありがとうございました。
今度一緒に上野公園へ行きましょう。
もちろんメインはパンダです。
この前初めて涙が出ました。
それは先生と一緒に弾いた曲を聴いた時でした。
先生に会いたいです。