読書の秋です。
わたしの今年の直木賞。
表紙はこちら。
これぞまさしく印象派。
心をぐいっと鷲掴みです。
パラリ☆
本でこんなにわくわくするなんて、そうそうあることではありません。
世界の朝食から一個人の朝食、朝食談義に朝ごはんの美味しいお店まで、わたしにとっては直木賞をあげたくらいじゃ足りない一冊です。
隅から隅まで読んではため息。
こんな朝の過ごし方が好きです。
この本の良いところは、一人を前提にしているところ。誰の目も気にせず、誰にも邪魔されずに、自分の好きなものを好きな順番で好きなように食べるというのが最高です。一人暮らしのような生活を送っているわたしに、「家族揃って食卓を囲む時間こそが素晴らしい。」なんていう言葉はいりません。(強がりじゃないのよ?)
ちなみにわたしの朝ごはんといったら・・・
お昼にがっつり予定がある日はたっぷりフルーツにグリークヨーグルト。
りんご1個、キウイも1個、ぶどうはたっぷりごろごろ入っているので、果糖の取りすぎではないかと心配になる朝ごはん。
最近はこれにビーツをつけてオシャレ女子的朝食も。
500グラムヨーグルトが3日でなくなるので、いつもヨーグルトのことを気にしなくてはなりません。
ヨーグルトを食べるスプーンによって、口当たりがかなり変わるということにも気がつきました。
朝からお腹がすいているときは・・・
お決まりのバウルーサンド。
パンは胡桃パンと決まっています。
お気に入りの具は、その日の気分で味付けをしたイモとチーズ。
とか言いつつも、この日はキノコの炒め物とチェダーチーズの組み合わせ。トリュフ塩の香りが、朝から贅沢な気分へと誘います。
冷凍ベーグルにクリームチーズ
ちなみにわたしは恐怖の繰り返し人間ですので、実家にいる頃はお気に入りの胡麻食パンを10年近くも食べ続け(母は今もそれを続行中)、お世話係と暮らすようになってからは、お気に入りパン屋のベーグルを取り寄せ(冷凍庫は9割パン)、それにクリームチーズを塗ったものを何年も食べ続けておりました。(その間お世話係は一度もベーグルに興味を示し、食べたことはありません。)
朝ごはんを食べるということは、食材を準備するという楽しみも増えます。
ベーグル屋さんにいってみたりしてみたり。
ホテルや旅館の豪華な非日常的朝ごはんももちろんいいけれど、わたしは自分の好きなものだけを一人ゆっくりとだらだらしつつ、好きな姿勢で食べる根暗な朝食が大好きです。
もしもこれが自分のペースというものだったら相当ペースが乱れていると思うけど、これぞほんとの意味での大人の時間。
誰にも怒られることのない幸せを噛み締めているのでございます。
一人朝ごはん倶楽部。
密かに今日も活動中。